犬の僧帽弁閉鎖不全症とはどんな病気?

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僧帽弁閉鎖不全症の心臓

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僧帽弁閉鎖不全症が悪化すると

左心房へ血液の逆流が繰り返されると、肺の中で血液のうっ滞が起こります。
この状態が長く続くと、心臓に負担がかかり、心臓の機能が低下する心不全状態や、肺に液体が溜る肺水腫という病気を引き起こします。
また、血液の逆流によって左心房を中心に心臓が肥大し、その上に位置する気管支が圧迫されます。

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慢性心不全を治療するには…

効果的な薬の投与などによって、症状の改善を図りながら、心不全の進行を遅らせ健康な状態に近づけることが重要です。

慢性心不全の治療では、ACE阻害薬や利尿剤、強心剤などを、症状によって組み合わせて使います。

慢性心不全と上手に付き合うためには

監修:岡野 昇三先生(北里大学 獣医学部 教授)

  • 薬は決められたとおりに飲ませましょう。
  • 薬は症状によって変更・追加することがあります。獣医師の指示に従いましょう。
  • 肥満は心臓に負担をかけるので、標準体重の維持を心がけましょう。
  • 心臓に負担がかからないように過度の運動は控えましょう。
  • 塩分を摂り過ぎないように、食事内容にも気をつけましょう。
    (症状によっては、ヒルズのプリスクリプション・ダイエットh/d、k/dなどが推奨できます。)
  • 脱水症状にならないように、気温や湿度などの生活環境に気を付けましょう。

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